2021/11/21 19:00

イギリス料理と言えばフィッシュアンドチップスがもっとも有名ではないでしょうか。

そもそも、フィッシュアンドチップスとは?なんてことはご承知とは思いますが、
タラなどの白身魚のフライとフライドポテトで構成された料理です。ポテトチップスではありません。

ロンドンに遊びに行くならパブで1度は食べたいですよね。ダイナミックな盛り付けのイギリスの料理の象徴のようなものです。
フィッシュアンドチップスにはモルトビネガーという麦芽から造られたお酢をたっぷりとかけて食べると美味しいんです。

もちろん食べ方はさまざまで、レモンやケチャップ、マヨネーズ、ホースラディッシュなど。パブによっては基本何十種類ものソースが用意されていて、みなそれぞれ好きな味で食べるのがロンドンスタイル。

フィッシュアンドチップスはパブだけでなく、イングランドの国民的ファーストフードとして町中の安いショップやファーストフードのお店で食べられています。
日本だと飲んだ後はラーメンに行ったりしますが、ロンドンでは飲んだ後はフィッシュアンドチップスって流れもあります。そこから揚げ物ってちょっと重たいですよね。

魚のフライはお店によってはこだわっていて、ふつうは小麦粉を卵や水で溶いたもので衣をつくりますが、苦みと食感を加えるためにビールを入れたりするお店もあります。伝統的には小麦粉を水で溶いた生地に色合いを付けるために少量の重曹と酢を入れるレシピもあるそうです。奥が深いです。

フライドポテトを『フレンチフライ』と呼ぶのはアメリカやカナダの英語ですので、イギリスでは『チップス』と呼びます。ちなみに『ポテトチップス』もアメリカ英語なので、イギリスでは『クリスプス』と呼ばれています。

チップスは本当によくイギリスで食べれられており、みんな大好きです。パン食のイメージが強いかと思われますが、私はチップスが主食なんじゃないかと思いました。

なので単体でもよく食べられますし、『ステーキ&チップス』のようにレストランでも『何かとチップス』というメニューがよくあります。コース料理やホテルのレストランのような高いところは別として、やはりあまりパンは出てこなかったと記憶しております。単純にあまりパンが好きではないので覚えてないだけの可能性もありますが。。。

ちなみにこの写真はスペアリブとチキン、そしてチップス。右のココットに入っているものはグレイビーソース、肉汁から作られるソースです。
オーストラリアに行っていた人は必ず美味しかったと言うのですが、イギリスのグレイビーはそれとは違うのか?フィッシュアンドチップスにもよくついてくるのですが、スーパーなどでは粉末の状態で一般的に売られていて、パブで食べても臭みの出たお肉の灰汁のような味がして、好き嫌いのない人間なのですがこれはとても苦手でした。

そんなフィッシュアンドチップスのお話をさせていただきました。フィッシュアンドチップスはパブで食べるだけではないというお話もしましたが、専門店もあります。ちょっと長くなったのでそれはまた次回にいたします。

それではまた次回!YouTubeもよろしくお願いいたします。