2021/11/19 19:00
イギリスの朝食と言えばイングリッシュブレックファスト。
と言っても毎日食べるものではありません。豪勢でボリュームも多いので、現地の人は多くても週に1度の週末の朝なんかに食べるそうです。
イングリッシュブレックファストに乗っているもの。
ソーセージ
イギリスのソーセージは生の状態で売っていることが多いです。これを焼いたものなので日本のソーセージとは少し味わいも違っていて。皮が薄いのでパリッとした感じではありません。中のお肉も日本でいうソーセージとハンバーグの間位の歯ごたえです。
ベーコン
ベーコンもイギリスでは基本的に生で売られています。スライスした豚ロース肉の塩漬けのような感じです。スモークしたものとノンスモークしたもの両方あります。これを焼いたものです。
そして目玉焼きとマッシュルーム、ハッシュドポテト、焼いたトマト、ベイクドビーンズなど。ベイクドビーンズとは豆のトマト煮込みのようなものです。
この大きなプレートとトースト、好きなソースでというのが基本系です。
これがスコットランドやアイルランドに行くと、ハギスやブラッドプディング、キッパーなどが入ったりします。
ハギスとは、羊の内臓と麦、たまねぎ、ハーブ、牛脂などを羊の胃袋に詰めたスコットランドの代表的な料理です。説明だけ聞くとソーセージのようですが、内臓を無駄にしないためにできた保存食のようでとてもにおいがきつくに食べやすいものではありません。ウィスキーファンには大変好まれますが、好き嫌いがはっきりと出る料理ですね。
ブラックプディングとは、豚の血や脂と麦、スパイスなどを詰めた血のソーセージ。フランスでは「ブーダン・ノワール」、スペインでは「モルシージャ」、ドイツでは「ブルートヴルスト」とヨーロッパでは伝統的に食べられています。こちらも家畜を余すことなく食すためにできた料理で、主が血なので耐性がないとかなりきついです。
アイルランドに行ったときにまだその知識がなく、安いからという理由でソーセージだと思って食べたら香りが強くかなり驚きました。
キッパーとは、ニシンの燻製です。これは魚の干物って感じで日本人にはとてもうれしいです。当時の私もひさしぶりに朝食に焼き魚を食べれてとてもテンションが上がりました。こちらの写真は生の状態です。
もちろんふだんは普通にパンにジャム、そしてシリアルくらいです。ハムやチーズがあったらそれだけで豪華でしたね。
しかしチーズは日本より安く手に入ったので、それはとても嬉しかったです。