2021/10/29 19:00

ラフロイグとアードベッグの間に位置する、ラガヴーリンです。

ラガヴーリンとは『水車小屋のある湿地』という意味で、1816年創業する以前にも周辺には密造所が10か所以上もあったそうです。
正直ラガヴーリンにはあまりいい思い出がありませんw

ネットで苦労して英語を読み込み予約を取り、決算もすませていたのですが、
受付のノートには予約が入ってなく、誰も予約が入らなかったからということでその時間のツアーは休止され、
案内人のシフトも削られていたので、次のツアーまで2,3時間待たされました。

一応申し訳ないとのことで1ドラム(少量のウィスキー)だけいただいたので、それを楽しみながら待合室で自撮りをして遊んでました。

あまりに時間があったので、ふらふらと近くを散歩しました。まぁ、何もないところですが。

でもその分自然があっていいところです。丘の上のベルがある風景、素敵です。

ずいぶん待って、ようやくは次のコースが始まりました。大きなマッシュタンから見学は始まります。
使用する麦芽はすべてポートエレンで精麦された、フェノール値34~38ppmのものだそうです。

カラ松製のウォッシュバックで10基あります。最低でも55時間発酵させ、モロミ度数で約9%だそうです。

見学は楽しげです。基本的にウィスキー好きのおっさんたちが参加者なので、発酵してるとこ見ただけでもニヤニヤしちゃいますよね。
私も1杯ひっかけてますからご機嫌です。

ドーン!迫力のポットスチル。どれもストレートヘッド型です。奥の2つの再留釜に至ってはオニオンシェイプ。その先のラインアームはグンと下を向いてますよね。どっしりとしたリッチな酒精のラガヴーリンはこのスチルの形が生んでいるんです。再留には初留の倍の11時間もの時間をかけてオイリーなフレーバーを出している。

蒸溜所案内のあとは桟橋から内湾の様子も見せてくれました。なんか魚を船から降ろしていました。漁師さんも使っているのでしょうか。

お待ちかねのテイスティングタイム。ニューポット(蒸留したての原酒)はこうゆうときに年代物と一緒にテイスティングすると、変化が感じ取れて面白いですよね。

漁師さん?の写真で奥に見えていた丘というか岩の上から撮った写真。全貌が見えてここがベストポイントですね。

以上、当時アイラ島にあった8か所の蒸留所最後のラガヴーリンでした。これから再現ドラマをまだやってない6つの蒸溜所についても撮っていく予定ですので乞うご期待。アイラの蒸留所終わってしまったので、来週のブログはちょっとつまらなくなるかもしれませんが、、なにとぞよろしくお願いいたします。