2021/10/08 17:00
ボウモア町に引っ越した私は、もちろんのことですがボウモア蒸溜所に何度もお邪魔しました。前の海岸でもよく釣りをしました。
ボウモア蒸溜所のお祭りはブルックラディとは雰囲気が違い、普段はやっていない特別セミナーなどを開催するというようなかたちでした。
例によって仕事のお休みをいただき、つたない英語力でセミナーを予約して、なんとか行けることになりました。
1週間ほど前から胸を躍らせて迎えた当日の朝、料理長のケビンから電話がありました。
(なんだろう…)『はぁい』
ケビン『オー、アキ。グッドモーニング。実は今日一人休みが出てしまって、仕事出てくれないかい?』
(えーーーーーーーーーーーーー?!)『り、りありぃ?あ、あい、あいむ…』
ケビン『わかってる。今日はボウモアのフェスだよな。午後からでもいいから来てくれないか?』
(テイスティングセミナーなんだけどなぁ…)『ばっど、あいうぃるどりんくうぃすきぃ』
ケビン『少しくらいだったら大丈夫だから。テイスティング楽しんでおいで。ありがとう!』
『お、おぅけい』ガチャンッ
うぅぅぅぅぅぅ…、楽しみにしてたのにぃ。でもキッチン一人じゃ大変だもんな。しょうがない、午前中だけでも楽しもう。
ということで、午前中と午後で2つのセミナーを予約していたのですが、午後をキャンセルして仕事に行くことになりました。
ちなみにケビンの親戚が蒸留所にいたのでキャンセル料はかからず、後日特別テイスティングを受けさせていただくことになりました。
フェス当日はこんなことがありバタバタで写真を撮ってる心の余裕がなかったので、後日の写真も交えてお伝えします。
当時の私はすごい髪形ですね。ロンドンでアフロにしてそっからどこで切っていい変わらず伸ばしていたので。あとキッコーマンはみないでくださいw
ウェルカム トゥー ボウモア
当日はやはりフェスなので人がいっぱいきたました。入口の前にも出店などをだしていた記憶があります。
フェス限定ボトルがずらりと並べられています。
フェスの午前中に予約したセミナーでです。
ここ、今見るとたぶんフロアモルティングの部屋ですね。こんなところに机並べてセミナーしてたんだ。今気づきました。
とにかく午前中だけでもは楽しく飲もうと思って意気込んでいたので、内容を詳しく覚えていません。すみません。
たしか系列のローランドの蒸留所であるオーヘントッシャンの技術者を交えて、ボウモアとの違いをいろいろとテイスティングさせていただきながらお話を聞きました。
この時飲ませていただいたオーヘントッシャンのボトルの一つがスリーウッド。
バーボン樽で熟成したあと、オロロソシェリー樽に詰め替えて熟成し、最後にペドロヒメネスシェリー樽に詰め替えて熟成したもの。3種類の樽で3回の熟成をおこなっているウィスキーです。チョコレートやドライフルーツの香りと複雑なウッディな厚みのある味わいもっていました。
ちなみに後日、午後のツアーをキャンセルして仕事に行った代わりに特別テイスティングをさせていただきました。
スモールバッチ25年、スプリングタイド、テンペストスモールバッチ、どれも勿体ないようなぼとるばかり。むしろ仕事行ってラッキーでした!