2021/10/05 17:00
キルホーマン蒸溜所に到着。とても小さくちょっとハンドメイド感のある蒸溜所です。
精麦所は見当たりませんでしたが、今見るとキルンがちゃんとありますね。形だけかもしれませんが。
予約した時間より少し早くついてしまいました。人員も少ないので時間までふらふらしててと言われ勝手に歩いていたのですが、本当に当時は小さく自由に歩けるとこ見てもただの倉庫だけでした。
蒸溜所案内が始まりました。最初に見せてもらえたのがマッシュタンですね。当時はまだよくわかっていなかった記憶があります。
真面目にウィスキーの勉強始めたのは日本に帰ってからですからね。なんでもそうですが、体験する前に勉強しておくとすごく得ですね!
お次は発酵槽の部屋に案内していただきました。狭くて殺風景な部屋にそこまで大きくないタンクが4つあるだけ。
小規模感がよりワクワクさせますね。
小規模ならでわかもしれませんが、ここではすごく面白い体験をすることができました。なんと、その場で発酵槽から発酵液を取り出して飲ませてくれるんです。20以上の蒸留所を回りましたが、こんなことさせてくれるのはキルホーマン蒸溜所だけです。(おそらく厳密には法でやってはいけないw)
よく『ウィスキーは簡単に言うとビールを蒸留したものだよ』と言いますが、実際に飲むとまったく別物です。もしかしたら大昔のビールはこうだったのかもしれませんが、アルコール感のある麦の汁、そのままです。オートミールを麦焼酎の弱ソーダ割りに混ぜたような感じとでもいいましょうか。クリアなスッキリとしたビールとは違い、濁ってドロッとしていてとても美味しいものではありませんが、ウィスキー好きにとってはとてもたまらない飲み物でした。ちなみにスコットランドでは麦汁がスーパーやコンビニなどで売っていたりします。単純にこの飲み物が好きな方もいるみたいです。
そして蒸留器。蒸留器も小ぶりで可愛いですね。ストレート(左)とバルジ(右)ですかね、この2基でコツコツと造っていたんですね。
真ん中にスピリッツセーフと左右に蒸留器、綺麗な王道レイアウトです。
貯蔵庫もまだまだ小さかったです、どんどん新しい貯蔵庫を造ってる感じでしたね。
とにかくいい香りがするんですよ。ポットスチルが蒸留所の花形ではありますが、この貯蔵庫も楽しみの一つでもあります。
蒸溜所の入り口に近づくとウィスキーのいい香りがしてきてドキドキが高まってきますが、まさに貯蔵庫内が一番いい香りいたします。
どの蒸留所に行っても思いますが、貯蔵庫に佇んでいる時間が幸せですね。
蒸溜所見学お疲れ様でした。ショップに帰ってきました。
クラフトな感じで居心地の良いショップです。当時の自分はピンバッジしか買えませんでしたが、蒸溜所のショップを見るのも楽しいんですよね。
お待ちかね!テイスティングタイム‼楽しみがいっぱいなのですが、やっぱりこの瞬間もたまりませんね。
蒸溜所でそこで造られたウィスキーを味わう。世界中で一番美味しい場所に違いありません。
以上、キルホーマン蒸溜所も楽しいですね。まだまだ他の蒸溜所にもお邪魔してますので、写真だけでも見てってください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。